こんな症状があったら(こんなことでお困りなら)
・便に血が混じる
・おなかの調子が悪い
・下痢や便秘がある
・胃がむかむかする
・胸やけがする
・健康診断でひっかかった
など
まず当院に来ていただければ診察を行い、適切な検査・治療を行います。
当院では検査・治療ができない疾患であれば適切な病院を責任もってご紹介いたします。
肛門の病気
肛門の疾患にはいくつかありますが、日本は欧米に比べて痔に対する手術が圧倒的に多いのです。
欧米の手術率が10パーセントに満たないのに日本では約40%と言われています。
日本の患者さんは痔になってもなかなか病院に行きません。
その理由に
1お尻の病気は恥ずかしい
2お尻を診察で見られるのが恥ずかしい
3お尻の病気で死ぬことはない
4病院に行くとすぐに手術をすすめられて痛い思いをする
というものがあります。1,2の理由はなかなか払拭することはできませんが・・・・。3,4に関しては早めの受診をして
生活習慣を見直す、排便コントロールをする、薬を使用する ことによって痔の進行を遅らせることにより手術を行わなくて
済みます。
以下に代表的な肛門の病気を挙げます。心当たりがある場合は早めの受診をおすすめします。
1.内痔核(いぼ痔1)
肛門の内側のやや奥側にできる瘤状のものです。その内側は拡張した血管やたるんだ粘膜です。
便の通過でこすれて血が出たり怒責(いきむこと)で外に出てきたりします。当院ではジオン注射や
切除による治療を行っています。
ジオン注射(ALTA)
内痔核に硫酸アルミニウムカリウム水和物・タンニン酸という薬を注射して小さくする方法です。専門性の高い治療で
講習を受け許可が出た医師しか行えない治療です。内痔核のできる場所は痛みを感じない場所なので注射による
治療は術後痛みがありません。ただすべての内痔核が治療できるわけではないのと脱出の程度や大きさによっては
手術療法を選択する必要があります。また再発の可能性もあり、場合によっては再発内痔核に対してはジオン注射は
行うことができません。
結紮切離
昔からある治療法で肛門の出口のあたりを少し切って奥にある内痔核まで切除する方法です。ジオン注射が行えない
内痔核や次にあげる外痔核を合併している方はこの治療法の適応になります。術後に創部の痛みがありますが適応が広く
オーソドックスな治療です。
2.外痔核(いぼ痔2)
肛門の比較的外側(手前側)にできる痔核です。専門的には歯状線という位置から手前にできる
痔核のことです。内痔核と連続してできているものや外痔核単独でできるものがあります。外痔核単独でできるものの多くは
血栓性外痔核と言って肛門の血管が壊れたり詰まったりして血液の塊(血栓)が瘤状になったものです。歯状線より手前は
とても痛みを感じるところなのでここに血の塊ができると激痛です。ほとんどの場合は痛み止めで経過を見ますが場合によっては
切開して血の塊を取り除くこともあります
3.裂肛(切れ痔)
肛門の出口が切れてしまうことです。症状は出血や排便時の痛みです。かたい便が出た時などに肛門が引き延ばされることによって
直腸粘膜や肛門の一部が切れてしまいます。傷ができると瘢痕(かさぶたのようなもの)になるので繰り返し起こすと固くなります。
長年続くと肛門が狭くなるなどの障害が出ます。真っ赤な血が出ますが出血が収まればそこまで緊急性はありませんが、早めに受診して
便の硬さを調整したり傷を早く治すための座薬などを使用することをおすすめします。
4.痔瘻(あな痔)、肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍とは肛門の周囲が腫れてきて場合によってはそこから膿がでるような病気です。これは直腸の内側の粘膜にからばい菌が入り込んで
膿瘍(膿のかたまり)をつくったものです。膿瘍の原因が直腸とのつながりなので肛門の横などから膿が出てくると肛門以外に直腸と
皮膚につながり(瘻こう)ができるので肛門周囲膿瘍が治癒すると高い確率で痔瘻(あな痔)となります。治療法は手術療法以外にありません。
また、痔瘻を放置すると長い年月の経過でいくつもあなをつくる複雑痔瘻になったり痔瘻がんといって癌ができることがあります。
そのため、痔瘻を認める場合は早めに治療をおすすめします。
5.肛門管癌 皮膚癌
肛門周囲にできた癌です。潰瘍のようになっているものやできもの(ポリープ状)のものなどさまざまです。なかなか一般の方では判断がつかず、
専門的な知識が必要なこともあります。このような疾患が疑われた場合はすぐに専門性の高い病院をご紹介いたします。